工務店経営の骨太工法をつくる

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枕の方位について考えてみる

こんにちは。エクスペリエンスの平尾です。

今回は枕の方位について考えてみたいと思います。

徒然草の133段に『天子の御寝所は東の御枕であらせられる。すべて東方を枕にすると陽気をうけて良い、というので孔子も東を枕にされた。一般に寝所の設備は東枕でなければ、南枕にするのが普通であろう。』と、記されています。

また、仏陀は臨終を描いた涅槃図を見ると、仏陀は左を枕にして、顔はこちらを向いています。したがって、仏陀は北枕西向に横臥していたわけです。

現在も死者を寝かす際、必ず北枕西向にするのは、この仏陀に倣ったものです。太古からの土葬もすべて同様に葬ってあります。一般に平常、北枕西向を忌むのはこのためです。

家相では、北枕・西枕は肺病になる。妊婦が南枕で寝ると難産になるなど伝えられています。

寝室が狭いと自由に枕の方向が変えられませんので、お客様の為には、予め枕の方向を検討して設計する必要があります。


また、天井の語源について記すと、栄華物語、その他の多くの古書において、天井を「くみいれ」と記しています。

「くみいれ」は「組み入れ」のことで、格天井が井桁の形の組み入れ造であることから、上方にあるため天とし、井の字の形から、天井となったのであろうという説があります。

さらに、天井の井は 井戸の井の意味で、とくに木造建築の宿命とさえいわれる火災に対して「火災を免れたい」という念願から生まれたもので、天井を天の井水になぞらえ、そう記すようになったという説もあります。

特に最近は風水など、方角や造りを気にする方が増えてきました。自分が気に入るスタイルではなく、そういった「運気が上がる仕組み」などを優先しているようです。

枕の方位だけでなく、家具の位置取りなども考慮にいれた建築設計、営業対応がお客様からご依頼をいただく為のプラス要因になる事が考えられます。


時代の流れというものもあると思いますが、効率的・科学的などを追及する他に、建築業界にとって重要な要素の一つと言えるのではないでしょうか。




次回も楽しみにして下さい。

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床の間について考えてみる

こんにちは。エクスペリエンスの平尾です。

今回は、床の間について考えてみたいと思います。

もともと、畳は寝具として使われるもので、普通は板張りの床でしたが、室町時代に書院造りができてから畳を部屋に敷き詰めることが広まりました。

書院というのは、もとは悟りを開くための部屋のことで、そのため畳の床よりも一段高い床をつくり、それを「床の間」と呼び、そこに神仏を描いた絵とか、教えを書いた掛け軸をかけて、灯りをともし、供物を供えて祀ったのです。床の間に人があがってはいけないとするのは、つまり神仏を祀る場所だったからということです。


床の間には「本床」と本床を略した形の「略式床」と本床を変形した「変形床」から成り立ちます。

「本床」といわれるための条件は、床柱と落し掛け及び床框があり、床の間の床が畳敷きか薄縁であることです。以上のうちどれかが欠けたり、変形であったりすると、「略式床」、「変形床」と言われるのです。

もう一つ別に、床の間の位置によって「本床」という呼び方があります。

昔から「(床の間に向かって)左明かりの床の間を本床と呼ぶ」と言われており、それは床の間の左側に縁側があり、書院があって、右側には床脇(違い棚)がある形で、書院建築で有名な桂離宮、二条城の二の丸御殿などがそれに当てはまります。

これは、「東南の玄関、北西に主の住居」という陰陽道の家相の影響で、建物が東南から北西に向かって雁行していきます。
床の間は当然南に面しているので西側が通路となって、明かりの入る「左明かり」になります。これを「本床」というのです。


床の間にはこのような「」、「位置」による名称のほかにさらに「大きさ」による名称にも分かれます。

大きさに奥行きはあまり関係なく、間口をもって呼びます。「桝床」は床の間の平面が正方形で升のようになることからこう呼びます。これは茶室でしか主に使われません。
「台目床」は三尺八寸(115センチ)位から五尺五寸(167センチ)までを呼びますが、一間より短ければ全てこう呼ぶことが多いようです。あとは「一間床」「七尺床」「八尺床」「九尺床」と続きます。

現在の床の間には、すべて畳(薄縁含む)か板のどちらかが張ってありますから、畳床、板床がほとんどですが、昔、茶人の宗旦さんが考えた「土床」と言うものがあったそうです。

それは 床の間の床を壁と同じ土で塗ってしまい、その上に紙を敷いたもので、現在ではほとんど見ることはありません。


床の間は現代の住宅の中では唯一形式が問われる部分なのかもしれませんが、壁にただ掛け軸を掛けただけでも「壁床」といって、略式の床の間ではありますが、立派に「床の間」と言われます。

それを考えると、「形」よりは本来 床の間を聖域と考えた「思い」の方が大切なのでしょうね。



次回も楽しみにして下さい。

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押入れを考えてみる

こんにちは。エクスペリエンスの平尾です。

今回は、押入れについて考えてみたいと思います。


日本の伝統的な住居では、押入れに物をしまいます。
押入れは、通常間口一間、奥行半畳の大きさです。表には襖2枚あるいは板戸2枚を引違いにたてると、布団を入れるのに、ちょうどいい大きさになります。

押入れがいつ現れたのか確かなことはわかりませんが、綿を入れた布団が拡まるのと、住まいに押入れがつくられるようになるのと、同じ時期のようです。布団を入れるために、押入が庶民の家にもつくられるようになったのかもしれません。


押入が庶民の住まいにも見られるようになるのは、江戸時代のことになります。もっとも江戸時代初期に当たる、17世紀の庶民の住まいに関わる史料はほとんどありません。

一村全体の平面図が残されている1712年(正徳2年)の横倉村(栃木県)では、多くの家に物置と名付けられた部屋がありますが、押入に相当する部分は見つかりませんでした。


栃木の農村では、1823年(文政6年)頃の田中村の場合に、ようやく押入という名称がでてくるようになるのですが、その押入も奥行半間とは限らず、奥行が一間ある1坪から2坪あの広さの場合もありました。
このことから推察すると、関東の農村に押入が定着するのは幕末頃になったと思われます。


侍の屋敷では1751~64年(宝暦年間)の弘前にあったほとんどの侍屋敷の平面図を集めた『御家中屋敷建家図』をみると、その頃の弘前の侍の家では、押入は一般的でなかったことがわかります。
押入のある家は少なく、それにかわって4畳から8畳くらいの物置と名付けられた部屋がありました。


上層の武家である大名屋敷や公家屋敷の場合は、おおよそ1700年前後になると、押入が目につくようになります。上層階級の屋敷の場合、押入ができる前は、どうしていたのでしょうか?

そのような屋敷では、季節によってかえるもの、儀式などでたまにしか使わないものは、土蔵に収めていたと思われます。日常的な布団などは、裏長屋では部屋の片隅にたたんで重ね、それほど丈の高くない屏風で囲ったりしていました。


こうしてみると押入の歴史はそれほど古いものではなく、布団の使用と一緒と考えられます。
現在のようにベッドの生活であれば押入についても考える必要があるかもしれませんね。



次回も楽しみにして下さい。

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